【U-NEXT】社会派サスペンス・ミステリー邦画オススメ10選(第2弾)
狂気・犯罪・後味最悪系 邦画オススメ10選
社会派サスペンス・ミステリー邦画おすすめ10選が好評だったので、第2弾をお届けします!今回のテーマは「狂気・犯罪・後味最悪系」。観終わったあとにどんよりとした重さが残る、それでもやめられない中毒性のある作品を厳選しました。心して観てください。

おすすめ作品10選
1. ヒメアノ〜ル
(東京国際映画祭公式サイトより引用)
公開年: 2016年
時間: 98分
監督: 吉田恵輔
原作: 古谷実
出演者: 森田剛、濱田岳、ムロツヨシ、佐津川愛美
映倫区分: R15+
作品の解説:
「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の古谷実による同名コミックを、吉田恵輔監督が実写映画化した衝撃作。
冴えない日々を送るビル清掃会社のパートタイマー・岡田(濱田岳)は、同僚の安藤(ムロツヨシ)が想いを寄せるカフェ店員・ユカ(佐津川愛美)に密かに恋心を抱いていた。そのカフェで、岡田は高校時代の同級生・森田(森田剛)と偶然再会する。穏やかで気のいい男に見えた森田だったが、やがてユカから「森田にストーキングされている」と打ち明けられる。
前半はほのぼのとしたラブコメの雰囲気で進むが、後半から一気に暗転。森田の「本当の顔」が明らかになるにつれ、画面から目が離せなくなる。森田剛の怪演が圧巻で、日常と狂気の境界線があまりにも近いことに戦慄する。タイトルの「ヒメアノ〜ル」とは強者に食われる弱者を意味するトカゲの名前。誰が強者で誰が弱者なのか、観終わったあとに静かな恐怖が押し寄せる。
2. 凶悪
(【公式】日活公式Movieチャンネルより引用)
公開年: 2013年
時間: 128分
監督: 白石和彌
原作: 新潮45編集部
出演者: 山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー、池脇千鶴
映倫区分: R15+
作品の解説:
実際に起きた連続殺人事件をもとにした衝撃のノンフィクションを白石和彌監督が映画化。
雑誌記者の藤井(山田孝之)は、死刑囚の須藤(ピエール瀧)から「自分以外にもう一人の主犯がいる」という手紙を受け取る。須藤が「先生」と呼ぶその男・木村(リリー・フランキー)は、表向きは温厚な不動産業者だった。藤井は取材を重ねるうちに、保険金詐欺と複数の殺人に関わる驚くべき事実を明らかにしていく。
リリー・フランキーが演じる「先生」の笑顔の裏に潜む凶悪さが際立ち、善悪の境界が歪んでいく感覚に陥る。実話ベースというだけでリアルな恐怖が倍増する。取材を続けるうちに自分自身も変わっていく記者の姿も見どころの一つ。
3. 死刑にいたる病
(オリコン洋画館公式サイトより引用)
公開年: 2022年
時間: 128分
監督: 白石和彌
原作: 櫛木理宇
出演者: 阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、中山美穂
映倫区分: PG12
作品の解説:
「凶悪」の白石和彌監督と阿部サダヲが再タッグを組んだサイコサスペンス。
連続殺人犯として死刑判決を受けた榛村大和(阿部サダヲ)は、かつて自分のパン屋に通っていた大学生・雅也(岡田健史)に手紙を送り面会を求める。「自分が犯したとされる24件の殺人のうち、最後の1件だけは冤罪だ」と主張する榛村に、雅也は真実を追い始める。
阿部サダヲが演じる榛村は、穏やかで知的、どこか魅力的ですら感じさせる恐ろしいキャラクター。彼が雅也を操っているのか、それとも本当に冤罪なのか、二転三転するストーリーに翻弄され続ける。ラストの衝撃は必見。
4. 彼女がその名を知らない鳥たち
(シネマトゥデイ公式サイトより引用)
公開年: 2017年
時間: 123分
監督: 白石和彌
原作: 沼田まほかる
出演者: 蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊
映倫区分: R15+
作品の解説:
「イヤミス」の女王・沼田まほかるの小説を白石和彌監督が映画化。
下品で貧相な中年男・陣治(阿部サダヲ)と同棲する十和子(蒼井優)は、陣治に嫌悪感を抱きながらも彼の稼ぎで生活し、妻子ある男・水島(松坂桃李)と不倫を続けていた。そんな折、8年前に別れた元恋人・黒崎(竹野内豊)が失踪したことを刑事から告げられる。十和子は陣治が黒崎の失踪に関わっているのではないかと疑い始める。
観ている間は陣治への嫌悪感が止まらないが、ラストに明かされる真実に思わず息を飲む。「愛とは何か」を歪んだ形で問いかけてくる、後味の悪さと切なさが同居した異色のラブストーリー。阿部サダヲの怪演が光る。
5. 白雪姫殺人事件
(松竹チャンネル公式サイトより引用)
公開年: 2014年
時間: 126分
監督: 中村義洋
原作: 湊かなえ
出演者: 井上真央、綾野剛、菜々緒、蓮佛美沙子
映倫区分: G
作品の解説:
「告白」「Nのために」の湊かなえ原作を「白ゆき姫殺人事件」として中村義洋監督が映画化。
美しく誰からも愛される城野美姫(菜々緒)が焼死体で発見される。同僚の赤星雄治(綾野剛)はワイドショーのディレクターに事件の情報を提供し始め、SNSと週刊誌によって「犯人は地味な同僚・狩野里沙子(井上真央)では」という噂が一人歩きしていく。
SNSによる集団リンチと情報の歪みを鋭く描いた作品。善意と悪意が入り混じりながら真実が見えなくなっていく恐ろしさは、現代社会そのもの。誰もが加害者にも被害者にもなり得ることを突きつけてくる。
6. さがす
(Asmik Ace公式サイトより引用)
公開年: 2022年
時間: 114分
監督: 片山慎三
出演者: 佐藤二朗、伊東蒼、清水尋也
映倫区分: R15+
作品の解説:
「岬の兄妹」の片山慎三監督が手がけた衝撃のサスペンス。
シングルファーザーの楢崎(佐藤二朗)がある日突然失踪する。娘の楢崎沙保里(伊東蒼)は父を探すうちに、父が指名手配中の連続殺人犯・桐野(清水尋也)を目撃していたことを知る。なぜ父は失踪したのか。父と犯人の間にどんな接点があるのか。
前半と後半で全く異なる映画を観ているような衝撃的な構成が特徴。佐藤二朗の意外な一面を引き出した演技も必見。ラストに明かされる父の「目的」に言葉を失う。観た後しばらく頭から離れない作品。
どんでん返し好きにおすすめ!
7. 脳男
(シネマトゥデイより引用)
公開年: 2013年
時間: 118分
監督: 瀧本智行
原作: 首藤瓜於
出演者: 生田斗真、松雪泰子、二階堂ふみ、江口洋介
映倫区分: R15+
作品の解説:
江戸川乱歩賞受賞作を映画化したサイコサスペンス。
連続爆弾テロ事件の現場で発見された謎の青年・鈴木一郎(生田斗真)。痛みも感情も持たない彼を精神科医の鷲谷真梨子(松雪泰子)が診察するが、彼が「脳男」と呼ばれる存在であることが判明する。一方、爆弾魔の疑いを持つ少女・葛城鮎美(二階堂ふみ)との関係も浮かび上がる。
感情を持たない「脳男」と感情を暴走させる爆弾魔という対比が見事。生田斗真の無機質な演技と二階堂ふみの狂気的な演技が火花を散らす。善悪の定義そのものを問い直す異色のサスペンス。
8. 歌う六人の女
(ポニーキャニオン映画部公式サイトより引用)
公開年: 2023年
時間: 99分
監督: 矢崎仁司
出演者: 齋藤飛鳥、水川あさみ、黒木華、シム・ウンギョン、中村映里子、根岸季衣、大東俊介
映倫区分: PG12
作品の解説:
深い森の中に消えた男と、そこに住む謎めいた六人の女たちの物語。
妻と山道でドライブ中の亮介(大東俊介)は、一人の女性が道に飛び出してきたため急ブレーキを踏み事故を起こす。気づくと彼は深い森の中に一人取り残されており、そこで六人の美しい女たちと遭遇する。女たちは歌を歌い、儀式めいた行動を繰り返す。亮介は森から脱出しようとするが、女たちは彼を離そうとしない。
独特の映像美と不穏な空気感が漂う、ほかにはない異色作。民話や神話的な世界観の中に、現代の男女関係への批評が盛り込まれている。観る人によって解釈が分かれる、じわじわと後を引く不思議な後味の作品。
9. ゴールド・ボーイ
(東京テアトル公式サイトより引用)
公開年: 2024年
時間: 122分
監督: 金子修介
出演者: 岡田将生、羽村仁成、星乃あんな、入内島愛菜、黒木華、中村獅童
映倫区分: G
作品の解説:
中国映画のリメイクとして話題を呼んだクライムサスペンス。
沖縄の離島を訪れた中学生3人組は、崖から人を突き落とす瞬間を目撃してしまう。その人物は地元の名士・東昇(岡田将生)だった。子どもたちは東を脅迫し始めるが、東もまた一筋縄ではいかない相手だった。大人と子どもの間で繰り広げられる息詰まる心理戦。
「誰が本当の悪人なのか」という問いが、物語が進むにつれてどんどんぼやけていく。岡田将生の洗練された悪役ぶりと、子役たちの怪演が見事に噛み合った作品。沖縄の美しい風景と物語の不穏さのギャップも印象的。
10. 母性
(ワーナー・ブラザース公式サイトより引用)
公開年: 2022年
時間: 119分
監督: 廣木隆一
原作: 湊かなえ
出演者: 戸田恵梨香、永野芽郁、三田佳子、中村ゆり
映倫区分: PG12
作品の解説:
「告白」「白雪姫殺人事件」の湊かなえ原作をもとに廣木隆一監督が映画化。
母親(戸田恵梨香)と娘・ルミ子(永野芽郁)の視点が交互に描かれる構成で、同じ出来事がまったく異なる真実として語られる。「愛されたい」という母と「愛したい」という娘、互いに愛を求めながらすれ違い続けた親子の物語。
「母性とは何か、愛とは何か」という重いテーマを、湊かなえ特有のイヤミス的手法で描いた作品。戸田恵梨香と永野芽郁の演技の熱量が凄まじく、観ているうちに息が詰まるような感覚に陥る。ラストの解釈をめぐって観た人と語り合いたくなる作品。
🪞まとめ
今回の10作品は、どれも「人間の狂気と欲望」をとことん描いた作品群です。後味の悪さは折り紙付きですが、だからこそ目が離せない中毒性があります。第1弾の社会派作品と合わせて、ぜひU-NEXTで堪能してください!
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