「大殺界」「地獄に堕ちるわよ!」の強烈ワードで占いブームを巻き起こした細木数子の半生を戸田恵梨香が演じるNetflixオリジナルドラマが配信開始!
制作発表時から期待騒然!戸田恵梨香が演じる細木数子と彼女の自伝執筆を依頼された作家を演じる伊藤沙莉という二大女優の競演に目が離せない!
戦後の焼け野原で飢え、高校を中退して夜の街へ飛び込み、20歳そこそこでナイトクラブを次々と成功させて「銀座の女王」と呼ばれ、日本一有名な占い師に上り詰めた細木数子。
このドラマの原案になったのは、細木数子本人の著作である「女の履歴書ー愛・富・美への飛翔」と細木の周辺の人々への取材を元に書かれた溝口敦の「魔女の履歴書」の二つ。
真逆の内容をもとに作られたドラマの中で、細木の半生はどう描かれるのか?
ドラマの中でもう一人の中心的な人物となるのは、細木の自伝小説執筆を依頼される作家・魚澄美乃里(伊藤沙莉)。魚澄は離婚して自立を模索するシングルマザーとしてもがきながら、真実を炙り出す覚悟を秘め、静かな眼差しで細木に迫る。日本を代表する2人の女優の競演が、作品に圧倒的な深みを与え、その熱量と緊張感で観る者の心を容赦なく揺さぶっていく。
また、三浦透子、生田斗真、市川美和子、富田靖子、余貴美子、石橋蓮司ら多くの実力派が投入され、重厚なドラマに仕上がっている。
監督は「脳男」「去年の冬きみと別れ」「忍びの家 House of Ninjas(Netflix)」の瀧本智行と「ガンニバル(Disney+)」の大庭功睦、脚本は真中もなか、音楽は「長い散歩」「グラスホッパー」等の映画や大河ドラマ「どうする家康(NHK)」の担当で知られるピアニストの稲本響。Netflixで世界独占配信中!
❇︎年齢制限:16+
番組紹介
ストーリー
独自に編み出した六星占術と「大殺界」「地獄に堕ちるわよ!」などの強烈ワードで占いブームを巻き起こした細木数子(戸田恵梨香)。レギュラー番組を多数抱え、著書は「世界で最も売れた占い本」としてギネス世界記録を樹立するなど、テレビ界・出版業界を席巻した。
彼女の自伝小説の執筆を依頼されたシングルマザーの作家・魚澄美乃里(伊藤沙莉)。細木の語りをきっかけに、「銀座の女王」と呼ばれた若き日から占い師として一世を風靡するまでの壮絶な半生が次第に明かされていく。昭和から平成にかけての60年を駆け抜けた女傑の実像に迫る。
キャスト
役名 | 俳優 |
|---|---|
| 細木数子(占い師) | 戸田恵梨香 |
| 魚澄美乃里(作家) | 伊藤沙莉 |
| 島倉千代子(昭和の大歌手) | 三浦透子 |
| 落合元(キャバレーのオーナー) | 奥野瑛太 |
| 堀川雅也(江戸川一家総長) | 生田斗真 |
| 須藤豊(不動産会社社長) | 中島歩 |
| 細木明子(数子の姉) | 周本絵梨香 |
| 細木久雄(数子の弟) | 細川岳 |
| 細木幸子(数子の妹) | 金澤美穂 |
| 滝口宗次郎(滝口組組長) | 杉本哲太 |
| 安永正隆(昭和最大の思想家) | 石橋蓮司 |
| 細木みね(数子の母) | 富田靖子 |
| 中園榮一(投資家) | 高橋和也 |
| 加藤十和子(安永の娘) | 市川実和子 |
| 川谷(編集者) | 細田善彦 |
| 魚澄の元夫 | 笠松将 |
スタッフ
| 監督 | 瀧本智行・大庭功睦 |
| 脚本 | 真中もなか |
| 音楽 | 稲本響 |
| エグゼクティブプロデューサー | 岡野真紀子(Netflix) |
| 制作プロダクション | ジャンゴフィルム |
| 企画・製作 | Netflix |
各話あらすじ・ネタバレ
第1話
2005年。占い師として莫大な富を築き、テレビのバラエティ番組で高視聴率を稼ぐ細木数子(戸田恵梨香) 。ある番組の中で女芸人(ヒコロヒー)を相手に「あんたこのまま行くと自殺する。地獄に堕ちる!」と言い切った。
作家の魚澄美乃里(伊藤沙莉)は細木の半生を綴ったドキュメンタリー本を書くことになり、編集者の川谷(細田善彦)とともに細木に取材する。
細木は自らの壮絶な半生を語り始めた。「私の原点は飢えだ…」と語る。
1946年戦後。街には飢えた人々が闇市で糊口を凌ぎ、米軍の将兵が乗るジープの周りでは「キブミーチョコレート」と叫ぶ子どもたちが群がり、厚化粧の若い女は将兵を相手に嬌声を上げていた。
そんな中、数子の母(富田靖子)は子どもたち(7歳の数子、姉・明子、妹・幸子、弟・久雄)を食べさせるためにおでん屋をはじめるが、最後の着物を売ったなけなしの金を詐欺師に騙し取られる。「人はだますより、だまされるほうが悪いんでしょ」と言う数子に母は「人をだますのは悪いこと。神様がお空の上からちゃんと見てる。数子、悪いことした人は地獄に堕ちるんだよ」と言う。
数子は腹を空かせた妹と弟のために、夜中に地蔵尊の供物の饅頭を盗む。二人に饅頭を与えた数子は空腹に耐えきれず、ミミズを食べる。後年、数子は「あの時のミミズの味、きっと死ぬまで忘れない」と語る。
1955年。朝鮮戦争の特需で景気が良くなり、東京の街に活気が戻ってきた。母の営むおでん屋も繁盛し、高校生の数子は店の常連客の人気者になっていた。貧乏から脱したい一心の数子は、やがてWhite Glove(白い手袋)というキャバレーで年齢を偽って働き始める。
得意の演技で常連社長の横山を手玉に取り、売り上げナンバーワンになった数子だったが、先輩のリリーたちからいじめを受ける。思い余ってオーナーの落合元(奥野瑛太)に相談する数子。そんな数子を落合はデートに誘い、二人は男女の関係になる。
しかし、落合には裏の顔があって…・
(第1話キャスト)
| 女芸人 | ヒコロヒー |
| リリー | 橘芳奈 |
第2話
作家業の傍ら、子どもを養うためにクリーニング工場で働く美乃里(伊藤沙莉)だが、実家の母(根岸季衣)からは家賃を請求される。そんな母は「細木数子が好きだ」と言い、「次こそは(数子を題材とした小説は)売れるわよ」と嬉しそうに言う。
ある日、美乃里と川谷は取材のため、数子の15億の豪邸を訪れる。
1955年。16歳の数子はおでん屋の常連で投資家の中園に出資してくれるよう依頼し、駅の裏通りに3坪の店を借りた。高校も中退し、本格的に商売を始めた数子。
おにぎり、味噌汁、サンドイッチ、コーヒーなどを売る店は大繁盛したが、半年後3倍の値段で買い手が現れたので店を売却した。
その後、数子は新橋にクラブをオープンさせる。またしても店は大繁盛するが、高校中退で経済の話などについていけず、客に馬鹿にされた。そこで大学に潜り込んで必死に勉強して話について行けるようになった。
1962年。23歳の数子は中園から500万もの大金を借り、ついに銀座の一等地に「クラブ・カズサ」をオープンさせ、弟の久雄もボーイとして働き始める。店は数子の思惑通り繁盛し、中園の借金も1年で返すことができた。
1963年。数子の店は大盛況。店に来てくれた人全員に手紙を書き、リピーターにさせる徹底ぶりで政財界の大物も出入りするようになる。
そんなある日、不動産会社の新人サラリーマンの三田麻呂彦(田村健太郎)が上司と来店して数子に一目惚れする。三田は数子の元へ足繁く通うようになる。
(第2話キャスト)
| 魚澄の母 | 根岸季衣 |
| 易者 | 田中要次 |
| 三田麻呂彦 | 田村健太郎 |
| 三田キヨ(麻呂彦の母) | 余貴美子 |
| 鍋島顕光(運輸大臣) | 矢島健一 |
第3話
三田麻呂彦(田村健太郎)に嫁いだ数子は、姑である三田キヨ(余貴美子)から「仕事などしないでいいから子どもを作れ」と言われる。さらに、夜もずっと監視されているようだ。何もやることがない数子は、キヨに言われて鶏小屋の世話をさせてもらえることになった。
ある日数子は、女中たちが自分の悪口を言っているのを聞いて怒り狂う。
三田とキヨが家に帰ると、キヨが大事に育てていた鶏たちは全匹屠殺され、お膳には鶏と卵の料理が並んでいた。その頃、数子はバスに乗り、親子丼を食べながら「まっず。卵産んでばかりいるニワトリはダメね」と嘯く。
その話をしながら、魚澄と川谷に親子丼を振る舞う数子。話を聞き、笑い出す美乃里。そんな美乃里に数子は「大殺界は去年で終わった。あんたの運気はこれからどんどん上昇するわよ」と言い、自分の人生をもとに傑作を書き、つまらない亭主に「ざまあみろ」と言ってやれと言い放つ。
嫁いで1週間で数子は、東京に戻ってきた。
そして新たに銀座に「だりあ」や「シンザン」といった新店を次々とオープンさせる。そんな数子の店に、大日本興生会のヤクザ・伊勢崎たちがやってきて法外なみかじめ料を請求する。しかし、伊勢崎のオジキである滝口宗次郎(杉本哲太)が間に入り、伊勢崎たちを追い払う。
複数の店を掛け持ちし、多忙な毎日を送る数子の店に不動産会社の社長・須藤豊(中島歩)が通うようになるが、数子にはつれない態度を取っていた。そんな須藤を気にする数子だったが…。
第4話
1964年、数子25歳。東京の街はオリンピック景気に沸いていた。そんな中で、数子は須藤に家を探してもらうことにした。
須藤は数子に戦災孤児であることや土地の転売など犯罪行為に手を出していることを話し、そんな須藤に数子も「戦後は生きることに必死で後ろめたいこともしてきた」と話す。須藤は「薄汚い家業から足を洗っていつか夢を叶えたい」を数子に言い、数子は須藤が正直に話してくれたことで、須藤から家を買うことを決める。
その後、二人は恋人同士になる。須藤は夢であったナイトクラブを開店するため、数子に共同経営者になるよう頼み、数子は承諾。さらに1億円を出資することを約束した。須藤は「中園という投資者と縁を切ってほしい」とも言い、数子はこれも受け入れた。
1965年。ナイトクラブ・ENKAが赤坂にオープン。連日の大盛況だった。しかししばらくすると、店に何人もの借金取りが押し寄せる。
須藤が店の売り上げを全て引き出して逃亡、工事費用として業者に振り出された手形は不渡りとなっていた。
数子が須藤の事務所を訪ねると、探偵に数子のことを調べさせた形跡があり、中園と絶縁させたのも全て数子を騙すためだったのだ。
家も店も全ての財産を失った数子に追い打ちをかけるように、数子の母・みねが急逝する。姉・明子は、みねが数子の借金取りに金を渡していたことや、最後まで心配していたことを話し、「お通夜にも葬式にも来ないで!アンタが来たら借金取りまでついてくるから!」と言い放った。
絶望のあまりナイトクラブで自殺を図ろうとする数子。そこへやってきたのは滝口だった。滝口は「借金は全て俺が片付けてやる」と優しい言葉をかけるが、「ただし条件がある。今日からアンタは(俺の)おもちゃだ」と言い、数子を襲った。
滝口と須藤は初めからグルだったのだ。
第5話
2005年。魚澄は細木のベストセラーになった六星占術セミナーを取材する。数子は追加料金を支払った年配の女性を占い「先祖供養をしろ!」と言って高い墓石を売りつけ、バックマージンをもらっているらしかった。霊感商法、詐欺だと訴えるものもいたが、その声を大手マスコミは黙殺していた。細木数子は金になるからだ。
数子は魚澄をホストクラブに連れ出して豪遊し、「私は男たちを金で買い、男に復讐している」と笑う。元夫に振り回されるシングルマザーの魚澄は、細木のことが少し理解できた気がした。
1960年代後半。数子はナイトクラブで必死に働いていたが、滝口の愛人にされた挙句、借金がいくらあるかも教えてもらえない奴隷状態だった。滝口はシャブをやっているようで数子に暴力も振るう。
そんな中、滝口と敵対関係にある江戸川組の総長・堀田雅也(生田斗真)が店に現れる。博徒である堀田は、滝口を自らが開催する博打に誘った。滝口は賭けにのめり込んで負けまくり、堀田に返しきれない借金をする。
滝口は借金のカタにとナイトクラブの権利書を堀田に渡した。さらにシャブを売っていたことが親分にバレて破門され、逃げるように東京を離れる。堀田は店の権利書を数子に返し「アンタは檻から出られた。自由だ」と言って去る。
その夜、数子は組の事務所に駆け込んで堀田の部屋に入り、「私はあんたが欲しい。抱いてよ」と叫ぶ。2人は男女の関係になった。
第6話
1973年。数子34歳。オイルショックによってナイトクラブなど夜の店は時短営業を命令され、売り上げは減る一方。
堀田は組の運営の資金繰りに困っていた。数子が「金を援助する」と言うと、「女の金でしのぐなんて…」と言われて断られた。
数子は堀田の部下・昇に金を渡すが、昇はその金でシャブを買って売り捌き、堀田に破門される。堀田は数子に「しばらく顔を見せるな」と言って去る。
ショックを受けた数子は、街角にいた聖先生に占ってもらう。聖は「あなたと堀田の相性は最高で、良い時はお互いに高め合うが、悪い時は一緒に落ちていく」と語る。そして数子の運勢が今から良くなるとも語った。
1974年、数子は時勢に乗り、ディスコ・マンハッタンをオープンして再び大きく稼ぐようになる。久しぶりに堀田が会いにきた。そこへ滝口が拳銃を持って現れる。堀田は数子をかばって撃たれて病院に運ばれる。(滝口はどこかへ去る)
手術は成功。数子は病院で堀田に「あたし決めたから。あんたに一生ついていく」と宣言した。堀田は「極道はいつ死ぬかわからない。だから籍は入れてやれない。それでもいいのか」と答える。その言葉に「そんなもんどうだっていい。地獄にだってついていく」と数子は答え、二人は微笑みあった。
そんなある日、数子はある運命的出会いを果たす。
1977年、数子38歳。数子は恋人に騙されて巨額の借金を背負った国民的演歌歌手・島倉千代子(三浦透子)が橋から飛び降りようとしているのを目撃して助ける。
数子は「自分も同じ目にあったことがある」と千代子に話した。
千代子は数子に支えられて再度ステージに上がった。
第7話
数子は魚澄に千代子との過去を語った。
数子は堀田の力で借金取りに千代子の借金を1/3に減額させ、肩代わりした。島倉千代子は数子のバックアップを得て復活する。
数子は千代子のマネージャーとなる。数子は千代子に「頑張って働いて売ったマンションを買い戻そう」と言い、二人三脚でどんどん営業をかける。ドサ回りから刑務所の慰問まで受けられる仕事ならなんでも受けた。やがて千代子は再び国民的な歌手として返り咲いた。
そしてついに競売に掛けられていたマンションも買い戻した。
しかしその後、千代子は数子の元から独立する。
数子は「千代子と上手くいっていたが、ずっと一緒にいるのは良くないと思って独立させた」と魚澄に語る。魚澄は数子の弟にも取材したい、と頼むが、数子は「(弟が)今何しているか、全然知らない」と言う。
魚澄は、数子の弟・久雄に話を聞きに行く。久雄は選挙に出馬した際に恐喝容疑で逮捕された経歴があり、姉から縁を切られたらしい。
久雄は、魚澄に「数子の話は全部真っ赤なウソだ。本当の話を聞かせてあげましょう」と語り始めた。
当時、ディスコ・マンハッタンは初めこそ上手くいっていたが、3年も経つと立ち行かなくなっており、数子と堀田の関係もギクシャクしていた。そんな時に、ヤクザの世界にも芸能界にも通じるフィクサーである矢部の紹介で数子と島倉千代子は出会った、と言う。
千代子の後見人である矢部に頼まれたことが数子と千代子の出会いで、自殺しようとしたところを助けたと言うのは嘘で、千代子に金の匂いを嗅ぎつけた数子が千代子を利用しようとして近づいた、と言うのだった。
そして数子は堀田に頼んで地方のヤクザを動かして協力させ、千代子が馬車馬のように働いて稼いだ地方公演の売り上げをピンハネしていたことを語る。斜陽となっていたディスコ・マンハッタンでも千代子を客寄せパンダにして利用し、繁盛させていた。
さすがに人のいい千代子も、3年も経つころにはは細木に食い物にされていると気づき、独立したと言う。千代子が数子のことを「恩人」と言っていたのも、千代子らしくカタをつけたのだ、と語った。
魚澄は現在も演歌歌手として活動する千代子に直撃取材を試みる。千代子は「細木は恩人、騙されたまま気づかない方が幸せなこともあるのよ」と、多くは語らなかった。
第8話
数子に騙されてマンションまで奪い取られ、数子から「出ていけ」と言われて絶望した千代子は、これからも援助すると言ってきた堀田に体の関係を迫り、ベッドで抱き合っているところを数子に目撃させた。
挑むような目で数子を見る千代子。数子は包丁を取って千代子を殺そうとしたが、堀田に止められる。数子と堀田の関係はそこから途切れた。
千代子と堀田の情事を目撃して絶望した数子は温泉街で心を癒やす。そこで理律子という女性に出会った。彼女は親友の夫と不倫しており、その関係に悩んでいるようだった。
数子は少しかじった程度の知識で占いをし、理律子に「別れなさい」と告げる。理律子は感激し、不倫相手からもらった高級な指輪を数子に渡した。
占いは儲かると直感した数子は、聖先生から占いの基礎を習う。10年は修行が必要だと言われたが数子は1年で本を出版し、すぐに50万部を突破。
50万部突破記念パーティーに現れた師学協会副会長の八代に近づく。
この出会いが、晩年の数子の人生に大いに影響する。
魚澄は、数子と婚姻関係があったと噂された師学協会創始者の安永正隆の娘・加藤十和子(市川実和子)に話を聞いた。
1980年代。数子は八代を介して安永正隆(石橋蓮司)に近づく。数子は持ち前の社交力で安永に擦り寄り、易学を学びつつ、店で安永に酒を飲ませまくって虜にし、認知症の症状がある安永に婚姻届を書かせた。
ある日、安永は倒れて急逝。十和子は「細木数子を死ぬまで許さない…」と魚澄に語る。
魚澄は元夫の宮澤修(笠松将)から「週刊誌で細木数子の暴露話が掲載されようとしていて、細木はその対抗馬としてお前に小説を書かせようと計画した」と語る。
細木が魚澄に親切だったのは、利用しようとしていただけだった。
最終話
1983年。数子44歳。安永が永眠したあと、十和子が裁判所に訴えたことで数子と安永は戸籍上の婚姻関係を否定された。しかし数子はことあるごとに安永の名前を利用していた。
2005年。魚澄は占い師の聖先生を訪ねる。聖は「細木数子に師匠扱いされるのは迷惑だ」とキッパリ言った。そして「数子の運気はこれからどんどん下がっていく。誰しも宿命には抗えない」と続けた。
魚澄は堀田の部下だったヤクザの柳哲平に会う。哲平は「細木がガンで余命宣告を受けた堀田を家に招き、献身的な看病をして添い遂げた…」と語る。2人の愛は本物だったようだ。
あちこちに取材をする魚澄に数子はヤクザを使って脅しをかける。謝罪に行った魚澄は、テレビ番組収録後に細木から占いを受け「あんたを救ってくれる人と出会っている。その出会いを大切にすること」と言われる。魚澄は数子に「今書いている小説について悩んでいる。その主人公は当初思っていたよりも複雑な人間で。とても魅力的だが、でも彼女は私に嘘をついている。(迷っているが)私は私の小説を書く」と言う。数子は「面白そうじゃない。読んでみたいわ」と不敵に笑う。
魚澄は細木を知る関係者や、占いを受けた人々に話を聞く。細木を嫌っている人、占いで救われた人、占いで救われずに墓石に大金をかけたにもかかわらず、まだ救われると信じている人、テレビ関係者など様々だった。
魚澄は取材を元に一心不乱に書き続けた。
2006年。魚澄の小説が完成した。魚澄は細木に真っ先に読ませる。
数子は夜にそれを読んで涙を流した。しかし魚澄を呼び出して「出版はさせない」と叫ぶ。数子にとって都合が悪いことが書いてあったからだ。魚澄は反論するが、数子は自分の言う通りに書き直せ、と言うが、魚澄はだったら世に出なくていい、その覚悟で書いた、と言い切る。
魚澄に「週刊誌に対抗して私を利用しようとした、私にとっては小説は生きる意味だ。あなたは人生に後悔はないのか?」と聞くが、数子は「これまでの人生で子供ができなかったこと以外に後悔はない」と言い張る。魚澄が「でも私の小説の主人公は何度も後悔した。あなたも本当はそうじゃないのか?」と聞く。そして魚澄に「もう帰れ」と言い放った。「細木さん、お元気で。もうすぐあなたは大殺界だから」と言うと、数子は「私は占いを信じない」と返した。
その夜、1人なった数子の前に7歳の自分が現れ、「あんた地獄に堕ちるわよ」と言う。
2006年、数々のスキャンダルが週現代で大々的に報じられ、レギュラー番組から全て降板、細木数子は表舞台から姿を消す。しかし、その後も占い師として活躍し、六星占術の携帯サイトを立ち上げて年間70億の儲けがあったらしい。
晩年は姪を養女に受け入れ、家族に囲まれ穏やかな老後を送った。細木数子は欲しいものを全て手に入れ、2021年、83歳で亡くなった。
今すぐNetflixで視聴しよう
WBC視聴を機会にNetflixを契約した方も多くいると思います。
Netflixでは、「地獄に堕ちるわよ」以外にも、『地面師たち』や『九条の大罪』、海外では『ストレンジャー・シングス 未知の世界』や『ウェンズデー』『(実写版)ONE PIECE』、韓国ドラマの『涙の女王』『Mr.プランクトン』、中国の大ベストセラー『三体』のドラマ化など、話題の作品がいっぱい。映画『爆弾』の配信も始まり、話題に事欠かないNetflix。
この機会にぜひNetflixドラマの世界を体験してみてください。
